社長メッセージ
創業以来人が集まるインフラを
提供し続けてきた無二の会社
オカムラは、創業以来「人が集まるところで使うもの」をつくってきました。人が働くオフィス、ものを買う店舗、ものを保管する倉庫など、人々が集い時を過ごす“場”において、満足感や幸福感を得られるよう、ものだけにとどまらず空間そのものも形にしてきました。つまり、ものづくりの会社ですが、軸にあるのは常にその使い手たる“人”です。このような切り口で、人が集まるインフラを提供し続けてきた会社は、世界中で当社だけだと思います。

「人が活きる」環境作りを
大切にしていく
人を軸にした環境・空間づくりにおいて、当社が大切にしているのは、「人が活きる」ということです。これは、一人ひとりが「個性や専門性を発揮しながら自分らしく活き活きと、ベストな状態で働ける」ことと、「自分を取り巻く人々や組織とのよい関係性の中で共創し、新しい価値が生まれている状態」という両輪が同時に実現できている環境を指しています。
では、「活き活きと働く」とは、どういうことか。人々の多くは、生活のために仕事をします。私は折に触れて社員に言います。「会社に足跡を残しましょう」と。理由はシンプルで、自分の言動によって会社の仕組みや制度が進化したり、利益が大きく拡大するなど、何らかの成果を創出ができたときの充足感は、大変大きなものになるはずだからです。

「経験」と「知識」そして
「センス(勘どころ)」の掛け算
もちろん、そうした足跡を残すことは容易ではありません。過去に多くの先人たちが積み重ねてきた成果の、さらに上をいかなければならないからです。そのためには、「経験」と「知識」と「センス(勘どころ)」の掛け算が肝要です。これは、多くのビジネスの成功に通底する秘訣であると考えています。
「経験」とは主に失敗のことです。誰しも失敗しようと思って失敗するわけではないだけに痛みが伴いますが、その痛みは未来への教訓となり、人材を成長させます。逆に、成功体験は成長の妨げになることがあります。成功したときの方法論に固執し、変化する時代に対応できなくなる恐れがあるからです。この点は、しっかりと留め置く必要があるでしょう。「知識」とはセオリーを指します。マーケティングや会計、生産など、世の中の人たちが研究を重ねて導き出した法則を知っていることは武器になります。
最後の「センス」とは、「こちらへ進めば成功しそうだ」といった感性です。生まれ持ったものだと思われがちですが、私は勉強や経験によって、ある程度のレベルまでは後天的に身につくと感じています。料理人が先輩の真似をして基礎を身につけるように、優秀な人の真似をすればいいのです。模倣できるようになったら、自分なりの工夫で味付けを加える。それがその人のセンスになっていくはずです。
また、雑学を身につけることでもセンスは磨かれます。仕事に関係する教養である必要はなく、新聞や雑誌の小さなコラムでも構いません。私は、線を引いたり前のページに戻ったりしやすい紙媒体の本を読むようにしています。行間に込められた作者の意図を想像するのも楽しく、そうして味わった情報は、不思議と記憶に残ります。

挑戦をする気概と
やり遂げる意志が未来を切り拓く
センスは本人で磨くしかありませんが、知識は研修を通じて培えますし、経験は会社が機会をつくることで積み重ねることができます。そして、オカムラは若手のうちから挑戦できる機会に恵まれた会社だと自負しています。そこで失敗をしても、そのことを責めたりはしません。失敗の責任は本人ではなく、任せた側が負うものという考え方が根付いているからです。
だからこそ、これからオカムラの仲間になる方には、新しいことにチャレンジする気概をもっていただきたいと思います。一つのことに熱中し、集中してやり遂げる意志を持ってほしいと強く思います。仕事をしていれば、必ず壁にぶつかります。そこを乗り越えるには、根気や情熱が欠かせないからです。そうしてやり切った先に得られる達成感が、やがてあなたの足跡となり、人生において大切なものになっていくはず。オカムラは、社員にそのような価値ある体験を提供し続ける企業でいたいと本気で思っています。
中村 雅行
代表取締役 社長執行役員

